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歯科の矯正器具の種類は?矯正治療のメリットやリスクについても解説。

矯正は歯並びが整うだけでなく、機能面でも多くのメリットがある治療ですが、どの治療にもデメリットはつきものです。 そこで今回は、歯科の矯正治療の種類やメリット、矯正治療をスタートする前に知っておくべきリスクなどについて解説していきます。     矯正治療とは 矯正治療とは、一般的に乱れた歯並びを整える治療というイメージがありますが、見た目だけでなく機能的な面も改善が可能です。   噛み合わせを改善することで「消化がよくなる」「しっかりと噛める」、歯並びが整うことで清掃性がよくなり、「むし歯や歯周病のリスクの軽減」「発音しやすくなる」などのメリットがあります。   また、成長途中のお子さまの場合は、顎や顔の適切な発達を促して、正しい位置の歯並びを整える効果もあります。このように矯正治療は数多くのメリットを持ち合わせている治療法です。     歯科の矯正器具の種類 従来の矯正治療は、「金属の装置」と「ワイヤー」をメインで使用していまし

歯石と歯垢(プラーク)の違いとは?付着の原因や落とし方を解説

むし歯や歯周病は、歯垢の中に含まれる細菌が原因です。 歯垢が付着する原因や、歯垢が歯石へと変化する仕組みを知って、お口の中を清潔に保ちましょう。 そこで今回は、歯垢と歯石の違いや付着の原因、落とし方などについてご紹介します。   ◆この記事の監修者     田中 宏幸   略歴:日本大学松戸歯学部卒業。 患者さまにとっての「最良のオーダーメイド治療をご提供したい」という想いから自由診療システムを採用した同県名古屋市に名古屋RD歯科クリニックを開院。 様々なニーズや症例に合わせて患者さま一人一人と向き合いながら治療を行います。   メディア掲載:読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に出演、歯科業界のコミュニケーションマガジン「Dentalism」に掲載   資格:歯科医師   外部リンク:名古屋市の歯医者|名古屋RD歯科クリニック (satsuki-dc.com)   歯石とは 歯石とは、歯垢(プラーク)に

一度根の治療をした歯に痛みが!痛みの原因、再治療が必要な理由と対処法を解説

「一度根の治療をした所が痛い……。」 「神経が無いはずなのになんで痛みが出るの?」 むし歯が原因で根の治療をして、神経の処置をした歯でも痛みが出る場合があります。 さらに、痛みが出たまま放置すると、炎症が広がり、周囲の歯にも負担をかけてしまうこともあるんです。 そこで今回は、根の治療後に痛みが出る原因や、根の再治療が必要な理由と対処法について詳しくご紹介します。 根の治療をしたのに痛みが出る原因とは 再感染 以前むし歯の治療で根の治療をしたのに、細菌が再感染して痛みが出る場合があります。 根の治療をすると、歯の中には神経がありませんが、根の先が細菌感染をして膿がたまる場合があります。 神経の無い歯は免疫力が低下して、もろくなっていて、膿が排出できずに強い痛みが発生する場合があります。 その場合には、根の先の膿を排出するために、再度根の中を掃除や消毒をして、細菌を減らす再根管治療を行います。 ただし、再根管治療の場合には、成功率は40~80%と1度目の治療に比べると低くなります。 再根管治

神経のない歯を放置するとどうなる?リスクや治療法について解説します

「神経のない歯を放置するとどうなる?…」 「神経のない歯は寿命が短いって聞いたけど本当?」 「神経のない歯を治療するにはどうしたらいい?」 むし歯治療などで神経を抜いた方の中には、このように不安に思う方がいるのではないでしょうか。 そこで今回は、神経のない歯を放置するリスクや治療法について解説します。 本記事を読むことで、神経のない歯を放置することで起こり得る問題を知り、適切な治療につなげてください。   神経のない歯を放置するとどうなる? 神経のない歯を放置すると、以下のリスクが起こります。 それぞれ詳しく解説していきます。 神経のない歯を放置するリスク①|歯が割れやすくなる 神経のない歯には、歯に対して水分や栄養を運ぶ役割を担う血管がないため、歯の強度を維持する上で重要な水分や栄養が供給されなくなります。水分や栄養が不足した歯はもろく、割れやすくなるのです。 神経のない歯を放置するリスク②|歯が変色しやすくなる 歯の神経を抜くと、血管が失われ、歯の代謝能力が低下します。代謝

「歯髄」とは? 役割と重要性について解説します

歯髄とは、歯の中央に位置する組織であり、歯の神経、血管、リンパ管が集まっている場所です。 歯髄は歯の健康に重要な役割を果たしており、歯髄の機能が失われると、歯を失うリスクが高まることが知られています。   本記事では、歯髄の役割や重要性について、初心者でも理解しやすいように説明していきます。 歯髄の役割 1.歯の感覚を伝える役割 歯髄は、歯の神経を含んでおり、歯の感覚を伝える役割を持っています。歯に刺激が加わると、歯の神経が反応し、歯髄を介して脳に信号が送られます。この信号が脳に届くことで、歯の痛みや刺激を感じることができるのです。   2.歯の成長を促進する役割 歯髄内部には、歯の成長を促進する細胞が含まれています。この細胞は、歯の内部から新しい歯質を作り出し、歯が長く伸びていくのを助けます。また、歯髄や象牙質が傷ついた場合にも、それらを修復させる能力を持ちます。 3.歯を守る役割 歯髄は、歯の内部にあるため、歯に対する外部からのダメージを和らげる役割を果たしていま

口腔機能低下症とは?検査項目やケアについて解説します

口腔機能低下症とは、咀嚼や飲み込みなどが難しくなる症状です。 口腔機能低下症を放置すると、全身においてさまざまな健康被害が起こるおそれがあります。 そこで本記事では、口腔機能低下症の主な症状や原因、検査やケア方法を解説します。 口腔機能低下症のおそれがある方や、治療中の方はぜひ参考にしてみてください。   口腔機能低下症とは? 口腔機能低下症とは、咀嚼や嚥下(えんげ:食べ物や飲み物を飲み込むこと)、唾液などの口腔内の機能が低下していく疾患です。 口腔機能低下症になると、主に以下のような症状があらわれます。   滑舌が悪くなった 食べこぼしするようになった 口の中が乾くようになった 固いものが食べづらくなった 食事の際にむせるようになった 食べ物が口に残るようになった 口の中が汚れるようになった 薬を飲みにくくなった 上記の症状がみられる方は、口腔機能低下症の疑いがあるため歯科医院などで検査を受けましょう。   口腔機能低下症の原因 口腔機能低下症の最も大きな

歯をぶつけたときの応急処置や対処法について解説します

歯をぶつけたとき、どのように対処したらいいかご存じですか?歯が折れたり出血したりすると、気が動揺してパニックになってしまう人も少なくありません。そこで本記事では、歯をぶつけた時の応急処置や治療法について解説します。いざというときに備えて、歯をぶつけたときの適切な対処法を知っておきましょう。   歯をぶつけたときの応急処置 歯をぶつけたとき、事態を悪化させないために行うべき応急処置は以下の通りです。   欠けた歯・折れた歯を保管する 出血時には止血する 患部を冷やす パニックにならないよう、落ち着いて冷静に対処するよう心がけましょう。   欠けた歯・折れた歯を保管する 歯をぶつけた後、歯が欠けたり、折れたりした場合は、その歯を保管しておきましょう。場合によっては、再接着が可能なためです。 歯の保存液や牛乳、体温くらいに温めた生理食塩水などを浸けた状態で保管し、速やかに歯科医院へ持参しましょう。   出血時には止血する 歯をぶつけたことで唇や歯茎などが

抜髄のあと痛いと感じるのはなぜ?原因や治療法を解説します

抜髄のあと痛いと感じるのはなぜ?原因や治療法を解説します 「抜髄すると、歯の中に神経がないから痛みを感じないはずなのに、痛いと感じるのはなぜ?」 このような疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。抜髄のあとに痛いと感じる要因はさまざまです。 そこで今回は、抜髄のあと痛いと感じる原因や治療法について解説します。 今まさに痛さで困っている方や、これから抜髄を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。   抜髄のあと痛いと感じる際の症状 抜髄のあと痛いと感じる場合、以下の症状が出ていませんか? 歯に違和感がある 食事の際に痛む 歯茎が腫れている 食事の際に噛むタイミングで痛みを感じたり、平常時に歯に違和感が出るおそれがあります。また肉眼でもわかるほど、歯茎が腫れる場合もあるでしょう。 抜髄のあと、これらの症状に当てはまる場合は、治療が必要となります。   抜髄のあと痛いと感じる場合の症状①|歯に違和感がある 歯や歯茎に違和感や不快感が出る場合があります。体調不良の際や

根管充填の術式にはどんなものがある?必要な手順を解説します

「根管充填の術式ってどんなものがある?」「どんな症例で使用するのかわからない」「どんな手順で術式を行うか知らない」 このような疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。   そこで今回は、根管充填の術式や具体的な手順について解説します。また、根管充填の施術について理解を深めるために、必要な器具の名前・概要もリストにまとめました。根管充填の詳しい術式や適用症例、具体的な手順を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。     根管充填とは? 根管充填とは、歯の根の中にガッタパーチャという根管内の空間を埋めるゴム状物質と薬剤を詰め込む治療法のことです。歯髄(歯の内部にある神経や血管)を治療する根管治療のなかで重要な役割を持ち、きちんと処置できていないと細菌が感染します。   では、根管充填は、根管治療のなかでどのプロセスに該当するのでしょうか。根管治療の手順は以下の通りです。   レントゲンやCT、マイクロスコープなどを使用し、根管の状況を確認

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