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歯科の自費診療とは?保険診療との違いやメリット・デメリットについて解説します

歯科の自費診療では、自己負担額が10割になる一方でさまざまなメリットがあります。本記事では、自費診療のメリット・デメリットを解説します。今後、歯科の自費診療を検討している方はぜひ参考にしてみてください。   歯科の自費診療とは? 歯科の自費診療とは、公的な医療保険制度を用いない診療のことです。治療費は各クリニックごとに定められています。 保険診療とは違い、条件や制限がなく、一人ひとりに合った治療法が選択しやすいのが特徴です。   歯科の保険診療と自費診療の違い 歯科の保険診療には、以下3つの特徴があります。   診療報酬点数が全国一律である 詰めものや被せものなどで使用できる材料や治療方法が定められている 自己負担額が1〜3割で済む 一方で、自費診療の特徴は以下の通りです。   歯科医院ごとに費用が異なる 自己負担額が10割 幅広い治療法の中から選べる 自費診療では保険診療に比べ、自己負担額が増えます。 一方で、インプラント治療やセラミック治療など

う蝕とは?原因や治療法を解説します

う蝕とは、歯が細菌によって発生した酸によって溶けた状態のことです。 細菌によって、歯の一番外側にあるエナメル質が徐々に溶かされ、歯の内部へ進行していくことで引き起こされます。 本記事では、う蝕の原因や治療法、予防法などについて解説します。   う蝕とは? う蝕とは、エナメル質と象牙質が溶けた状態を指します。 原因は、虫歯菌が作り出す酸です。虫歯菌が糖分を餌にして酸を出すことで、う蝕が発生します。 初期は痛みなどが無い場合もありますが、症状が進行すると、激しい痛みを伴うおそれがあります。 う蝕は、症状が進行し、痛みが激しくなる前に適切な治療を行わなければなりません。 なぜなら、重症化した場合抜歯をしなければならなくなるからです。 う蝕を発生させないためには、う蝕予防を日頃から行う必要があります。   う蝕の主な原因とは? う蝕の主な原因としては、以下のようなものが考えられます。   細菌(ミュータンス菌など) 食事性気質(糖質を多く含む食べ物や飲み物の頻回摂取

口腔内細菌とは?細菌の種類や予防法について解説します

日々のケアを怠り、口腔内細菌を放置すると、口内疾患だけでなく全身の疾患にまで発展するおそれがあります。 本記事では、口腔内細菌によって起こりうる病気や予防法について解説します。 正しいケアで健康的な口内環境を維持し、病気予防に努めましょう。   口腔内細菌とは? 口腔内細菌とは、ミュータンス菌などの口内に存在する細菌の総称です。 人間の口内には、300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。実は、母親のお腹にいる胎児は無菌状態であり、口内に細菌は存在しません。 しかし、生まれてから母親などの家族から細菌が移り、3歳頃までに口内の細菌バランスが決まるとされています。 口腔内細菌は、唾液の洗浄・抗菌作用と、日々の歯磨きによって繁殖が抑えられています。 しかし、病気や加齢などが原因で免疫力が低下したり、口腔内の清掃が十分でなかったりすると、繁殖してさまざまな病気のリスクにつながります。 北海道大学大学院歯学研究院によると、「Streptococcus mutans(ミュータ

口腔機能低下症とは?検査項目やケアについて解説します

口腔機能低下症とは、咀嚼や飲み込みなどが難しくなる症状です。 口腔機能低下症を放置すると、全身においてさまざまな健康被害が起こるおそれがあります。 そこで本記事では、口腔機能低下症の主な症状や原因、検査やケア方法を解説します。 口腔機能低下症のおそれがある方や、治療中の方はぜひ参考にしてみてください。   口腔機能低下症とは? 口腔機能低下症とは、咀嚼や嚥下(えんげ:食べ物や飲み物を飲み込むこと)、唾液などの口腔内の機能が低下していく疾患です。 口腔機能低下症になると、主に以下のような症状があらわれます。   滑舌が悪くなった 食べこぼしするようになった 口の中が乾くようになった 固いものが食べづらくなった 食事の際にむせるようになった 食べ物が口に残るようになった 口の中が汚れるようになった 薬を飲みにくくなった 上記の症状がみられる方は、口腔機能低下症の疑いがあるため歯科医院などで検査を受けましょう。   口腔機能低下症の原因 口腔機能低下症の最も大きな

乳歯の生え変わりっていつ?時期や注意すべき点について解説します

「乳歯の生え変わりっていつ?」このように疑問を持ったことはないでしょうか。 お子様の乳歯がなかなか生え変わらず、心配になる親御さんもいるかもしれません。 そこで本記事では、乳歯の生え変わりの時期や、生え変わりの際に注意すべきことなどを解説します。 お子様の乳歯が無事に永久歯に生え変わるサポートができるように必要な知識を身につけておきましょう。   乳歯の生え変わりの時期は? 乳歯の生え変わりの時期は、6〜12歳ぐらいと言われています。 一般的な生え変わりの順番としては6歳頃に下の前歯から始まり、その後は上の前歯、そして8〜9歳頃からは、奥歯に向かって前から順番に生え変わるとされています。 とはいえ、乳歯の生え変わりの時期は個人差があり、なかなか生え変わらない子もいます。 そのため、たとえ乳歯がなかなか抜けなかったとしても、抜ける順番やタイミングなどを気にしすぎる必要はないでしょう。   乳歯の生え変わりはどのように行われる? 乳歯の生え変わりは、どのようにして行われる

智歯周囲炎の痛みのピークはいつまで続く?炎症の原因や治療法について解説します

親知らずに痛みを感じる方の中には、このように疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。 本記事では、智歯周囲炎の痛みのピークや原因、応急処置や治療法について解説します。   智歯周囲炎の痛みのピークはいつまで続く? 智歯周囲炎の腫れや痛みのピークは、炎症が起こってから3〜4日頃にくるといわれています。1週間程度経過すると症状が治まることもありますが、場合によっては炎症が顎の骨まで及び、入院が必要になるケースもあるでしょう。 日本歯科医学会連合(住友雅人理事長)の「『歯科診療における緊急と判断する治療』に関する考え方」によると、急性の智歯周囲炎は「緊急対応を必要とする」とされています。炎症が悪化する前に早期受診が必要といえるでしょう。   引用:日本歯科新聞「学会連合「治療の緊急性」で見解/患者の状態踏まえた判断を」   智歯周囲炎の痛みがピークに達したときの応急処置の仕方 智歯周囲炎の痛みがピークに達し、我慢できない場合は、以下の応急処置を行いましょう。 &n

歯をぶつけたときの応急処置や対処法について解説します

歯をぶつけたとき、どのように対処したらいいかご存じですか?歯が折れたり出血したりすると、気が動揺してパニックになってしまう人も少なくありません。そこで本記事では、歯をぶつけた時の応急処置や治療法について解説します。いざというときに備えて、歯をぶつけたときの適切な対処法を知っておきましょう。   歯をぶつけたときの応急処置 歯をぶつけたとき、事態を悪化させないために行うべき応急処置は以下の通りです。   欠けた歯・折れた歯を保管する 出血時には止血する 患部を冷やす パニックにならないよう、落ち着いて冷静に対処するよう心がけましょう。   欠けた歯・折れた歯を保管する 歯をぶつけた後、歯が欠けたり、折れたりした場合は、その歯を保管しておきましょう。場合によっては、再接着が可能なためです。 歯の保存液や牛乳、体温くらいに温めた生理食塩水などを浸けた状態で保管し、速やかに歯科医院へ持参しましょう。   出血時には止血する 歯をぶつけたことで唇や歯茎などが

歯内療法とは?適応症例や治療法について解説します

歯内療法にはさまざまな治療法があり、その方法は患者さんの歯の状態によって異なります。 本記事では、歯内療法の種類について解説します。 歯内療法について知識を深め、自身の歯の状態に合う治療法を選択しましょう。   歯内療法とは? 歯内療法とは、歯の内部の治療のことで、主に歯の中心にある歯髄部分に関する治療を指します。 歯髄の一部や全てを除去し、歯を残す治療を行うことは、お口全体ひいては全身の健康につながります。   歯内療法の種類 歯内療法は多くあります。 主な種類は以下の通りです。   根管治療 再根管治療 歯髄保存療法 再生歯内療法 外科的歯内療法 外傷歯治療 それぞれについて、詳しく解説します。   根管治療 根管治療とは、根管内部に存在する虫歯菌が感染した血管や神経を除去し、内部を消毒・洗浄後、薬を詰めて密封する治療法です。 一般的な虫歯治療で行う歯を削るだけの治療法とは異なり、目視しにくい細菌をしっかり除去する必要があるため、難易度の高い治

抜髄のあと痛いと感じるのはなぜ?原因や治療法を解説します

抜髄のあと痛いと感じるのはなぜ?原因や治療法を解説します 「抜髄すると、歯の中に神経がないから痛みを感じないはずなのに、痛いと感じるのはなぜ?」 このような疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。抜髄のあとに痛いと感じる要因はさまざまです。 そこで今回は、抜髄のあと痛いと感じる原因や治療法について解説します。 今まさに痛さで困っている方や、これから抜髄を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。   抜髄のあと痛いと感じる際の症状 抜髄のあと痛いと感じる場合、以下の症状が出ていませんか? 歯に違和感がある 食事の際に痛む 歯茎が腫れている 食事の際に噛むタイミングで痛みを感じたり、平常時に歯に違和感が出るおそれがあります。また肉眼でもわかるほど、歯茎が腫れる場合もあるでしょう。 抜髄のあと、これらの症状に当てはまる場合は、治療が必要となります。   抜髄のあと痛いと感じる場合の症状①|歯に違和感がある 歯や歯茎に違和感や不快感が出る場合があります。体調不良の際や

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