歯髄

歯髄再生医療の実用化はいつから始まる?治療の流れや注意事項について解説します

歯髄再生医療の実用化はいつから始まる?治療の流れや今後の展望について解説します 歯髄再生医療の実用化はいつから始まるのかと、待ちわびている人もいるのではないでしょうか。 結論からいうと、歯髄再生医療の実用化はすでに始まっています。   本記事では、歯髄再生医療の実用化がどのようになされているのか、治療の流れを含めて解説します。歯髄再生医療を検討している方や、知識を深めたい方は参考にしてみてください。 歯髄再生医療とは? 歯髄再生医療とは、親知らずなどの不要になった歯から歯髄幹細胞を培養し、治療に必要な歯に移植する治療法のことです。歯髄幹細胞は歯髄という神経組織を作るもととなる細胞です。歯髄には、歯に栄養を送ったり、痛みを感知する役割があります。また、むし歯の悪化を防止する作用も期待できるのが特徴です。   歯髄幹細胞を移植してから、次第に歯髄が再生され、歯の感覚が戻ってくるとされています。6ヶ月〜1年程度経過すると、歯髄の周辺組織が再生されるため、仮詰めから最終補綴物

一度根の治療をした歯に痛みが!痛みの原因、再治療が必要な理由と対処法を解説

「一度根の治療をした所が痛い……。」 「神経が無いはずなのになんで痛みが出るの?」 むし歯が原因で根の治療をして、神経の処置をした歯でも痛みが出る場合があります。 さらに、痛みが出たまま放置すると、炎症が広がり、周囲の歯にも負担をかけてしまうこともあるんです。 そこで今回は、根の治療後に痛みが出る原因や、根の再治療が必要な理由と対処法について詳しくご紹介します。 根の治療をしたのに痛みが出る原因とは 再感染 以前むし歯の治療で根の治療をしたのに、細菌が再感染して痛みが出る場合があります。 根の治療をすると、歯の中には神経がありませんが、根の先が細菌感染をして膿がたまる場合があります。 神経の無い歯は免疫力が低下して、もろくなっていて、膿が排出できずに強い痛みが発生する場合があります。 その場合には、根の先の膿を排出するために、再度根の中を掃除や消毒をして、細菌を減らす再根管治療を行います。 ただし、再根管治療の場合には、成功率は40~80%と1度目の治療に比べると低くなります。 再根管治

神経のない歯を放置するとどうなる?リスクや治療法について解説します

「神経のない歯を放置するとどうなる?…」 「神経のない歯は寿命が短いって聞いたけど本当?」 「神経のない歯を治療するにはどうしたらいい?」 むし歯治療などで神経を抜いた方の中には、このように不安に思う方がいるのではないでしょうか。 そこで今回は、神経のない歯を放置するリスクや治療法について解説します。 本記事を読むことで、神経のない歯を放置することで起こり得る問題を知り、適切な治療につなげてください。   神経のない歯を放置するとどうなる? 神経のない歯を放置すると、以下のリスクが起こります。 それぞれ詳しく解説していきます。 神経のない歯を放置するリスク①|歯が割れやすくなる 神経のない歯には、歯に対して水分や栄養を運ぶ役割を担う血管がないため、歯の強度を維持する上で重要な水分や栄養が供給されなくなります。水分や栄養が不足した歯はもろく、割れやすくなるのです。 神経のない歯を放置するリスク②|歯が変色しやすくなる 歯の神経を抜くと、血管が失われ、歯の代謝能力が低下します。代謝

「歯髄」とは? 役割と重要性について解説します

歯髄とは、歯の中央に位置する組織であり、歯の神経、血管、リンパ管が集まっている場所です。 歯髄は歯の健康に重要な役割を果たしており、歯髄の機能が失われると、歯を失うリスクが高まることが知られています。   本記事では、歯髄の役割や重要性について、初心者でも理解しやすいように説明していきます。 歯髄の役割 1.歯の感覚を伝える役割 歯髄は、歯の神経を含んでおり、歯の感覚を伝える役割を持っています。歯に刺激が加わると、歯の神経が反応し、歯髄を介して脳に信号が送られます。この信号が脳に届くことで、歯の痛みや刺激を感じることができるのです。   2.歯の成長を促進する役割 歯髄内部には、歯の成長を促進する細胞が含まれています。この細胞は、歯の内部から新しい歯質を作り出し、歯が長く伸びていくのを助けます。また、歯髄や象牙質が傷ついた場合にも、それらを修復させる能力を持ちます。 3.歯を守る役割 歯髄は、歯の内部にあるため、歯に対する外部からのダメージを和らげる役割を果たしていま

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